汎用AD9851ボードの実験2

以前成功しなかった汎用AD9851ボードの再制作及び再実験を行った。

ユニバーサル基板を用いた実験を行ったことにより、AD9851本体の接触不良が大きく影響することが分かった。現在の基板の設計上、AD9851をそのままはんだ付けするとランドが狭くうまくはんだ付けができない。そこで、予めAD9851の足を少し短縮し、はんだ付けを行った。また、同じくユニバーサル基板の実験にて、IOUTから正弦波の出力が確認できたので、IOUTに接続されている抵抗のランドからケーブルとピンヘッダを出して波形を出力できるようにした。

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実験の様子

上図のような配線を用いて、前回と同様LabVIEWを用いて実験を行ったところ、下のような波形が確認された。

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出力波形

その後、
・基準波形信号のGND、オシロスコープのGNDをすべてボードのGND1点に集中
・VCCのジャンパも同じく集中
したところ、ノイズが除去され、下の図の波形が確認できた。

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出力波形2

ブレッドボード上にGND信号をなるべく介さずに実験を行ったところノイズが軽減できたことから、ブレッドボード上でノイズが付加されていたことが分かった。しかし、LabVIEWで100kHzの信号出力を命令したところ、実際には200kHzの信号が出力された。また、LabVIEW上で6逓倍を指示するコマンドを除いて出力させたところ、さらに周波数が異なった値になってしまった。

現時点で考えられる問題は、
・LabVIEW上での出力信号の制御を間違えている
・基準波形が違う
・AD9851の足を切断したことで影響が出てしまった
である。また、出力レベルも200mVと小さいので、アンプを介する必要がある。

引き続き実験を続けていく。

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